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私だけの東京・2020に語り継ぐ

著名人へのインタビューを通じて、東京の魅力を再発見します。

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私だけの東京・2020に語り継ぐ

タレント ミッツ・マングローブさん

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第三京浜でスイッチオフ

 「東京」と聞くと、1人で車を運転しながら見ていた多摩川の景色がふっと浮かんできます。朝の5時か6時、夜明け前の第三京浜。20代半ば、ロンドン留学から戻ったばかりでした。

 高校に通っていたころは毎日、渋谷で遊んでいたんですけど、無為に過ぎた感じで、何を考えていたのかほとんど思い出せない。大学に入った19歳の時から新宿2丁目のクラブに出入りするようになり、自我が解放され、晴れ晴れとはしました。でも2丁目に完全になじめたわけではなかった。いわゆる「モテ系」ではないので恋愛もあまりできなくて、花形の人とも違って。子どもの時から、2、3歩下がって斜に構えて見るところがあって「ここだ」という居場所がなかった。

 大学を卒業すれば就職するしかない、でも嫌だと思っていて。両親は厳しく「プータローは駄目」と言うので、ごもっともな理由を並べてロンドンに留学させてもらったんです。

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