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温室効果ガスの長期監視 精度高め温暖化対策促進

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 「COP」という略称で知られる国連気候変動枠組み条約に参加する国の会議が来月ドイツで開催される。この条約の目的は「大気中の温室効果ガス濃度の安定化」。各国が対策を進めているが、二酸化炭素(CO2)濃度などはいったいどこで観測しているのだろうか。

 ●58年に観測開始

 各国が毎年発表する温室効果ガス排出量は、化石燃料の消費量などの統計資料に基づいて算出する。一方、大気を直接観測することで、排出増の影響などを明確にできる。代表的な温室効果ガスであるCO2濃度の通年観測は1958年、米カリフォルニア大の研究者がハワイ島のマウナロア山で世界で初めて開始。国内では気象庁が87年に岩手県大船渡市で始めた。

 国立環境研究所も沖縄・波照間島(93年~)や北海道・落石岬(95年~)などで観測し、そのデータをホームページで公開している。同研究所の町田敏暢・大気・海洋モニタリング推進室長によると、観測地点は「CO2が特に多く排出される都市部などから離れた場所を選んだ」という。それでも波照間では過去1年で2・42ppm(ppmは100万分の1、18日現在)、落石岬で2・96ppm(同)上昇。どちらも観測開始か…

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