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Stand・by・you!そばにいるよ

相模原市の障害者施設で元職員が入所者ら46人を殺傷する事件が起き、障害者は不幸だと決めつけるような容疑者の供述が社会に衝撃を与えました。それでも福祉や介護、医療などの現場では、共生を願い、誇りとやりがいを持って当事者のそばに寄り添う人たちがいます。「Stand by you! そばにいるよ」では、これからを担う世代の奮闘を紹介していきます。

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Stand・by・you!そばにいるよ

つながりを模索 地域の居場所作りNPO代表・井上温子さん(33)

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井上温子さん(左から2番目)
井上温子さん(左から2番目)

井上温子(あつこ)さん

 「いただきまーす」。東京都板橋区にある住民の交流拠点「地域リビング・プラスワン」の食事どきは、いつもにぎやかだ。連日、近くの親子連れや1人暮らしの高齢者、障害者ら十数人が集い、ボランティアらが振る舞う食事や何気ない会話を楽しむ。参加者は「ここがなければ独りぼっちだった」と話す。

 地域リビングがあるのは、高島平団地の一角。1972年に入居が始まったマンモス団地だ。高齢化が進み住民の孤立が懸念される中、大東文化大のゼミで団地の地域活性化活動に関わり、街づくりの課題と魅力に気づいた。卒業し、大学職員としても活動を続けた後「地域の接点やつながりを生み出す場を作りたい」とNPO法人を設立。2013年から、この交流拠点の運営を始めた。

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