メインメニューをとばして、このページの本文エリアへ

カットバック

/242=今野敏 河野治彦・画

第三十一節(2)

「いつ頃到着されますか?」

 長門室長が尋ねると、鹿ノ子チーフがこたえた。

「あと十分ほどで到着します」

 楠木は撮影続行に賭けたが、実は中止になってほしいと思っていた。そうすれば、FC室の任務から解放され、楽な内勤に戻れる。

 撮影続行に賭けたのは、室長に付き合っておこうという気があったからだが、そうなったときのショックを、賭けに勝つことで多少なりとも紛らわそうという計算もあった。

 鹿ノ子チーフの言葉どおり、監督は十分ほどでやってきた。驚いたことに、伊達弘樹がいっしょだった。

おすすめ記事

毎日新聞のアカウント

話題の記事

アクセスランキング

毎時01分更新

  1. 漫画で解説 クルド人ってどんな人たち?の巻
  2. 埼玉・川口の小学校でクルド人いじめ深刻 支援者「特別視せず平等に対応を」 
  3. チェック 「ハーフ」偏見ない? なおみフィーバー、議論活発 都合のいいとき「日本人」/「ガイジン」いじめ、差別も
  4. クルド人男性 仮放免取り消され、入管施設収容 「早期解放を」 日本人女性と結婚後、わずか2カ月 /埼玉
  5. いじめを半年以上放置 広島・呉の中3下着脱がされ精神疾患

編集部のオススメ記事

のマークについて

毎日新聞社は、東京2020大会のオフィシャルパートナーです