- Twitter
- Facebook
- はてなブックマーク
- メール
- リンク
- 印刷

相手の恋(れん)愛(あい)感情につけ込(こ)んで、不動産投資や物品の購(こう)入(にゅう)を迫(せま)る悪質な「デート商法」。SNS(ソーシャル・ネットワーキング・サービス)などを入り口に、若者が狙(ねら)われるケースが少なくない。
ある20代女性は、SNSの掲(けい)示(じ)板(ばん)で知り合った男性とメールのやりとりで親しくなり、会うことになった。男性は「かっこいいイケメン」で、宝石をデザインする仕事をしているという。会話の中で「僕(ぼく)の職場を見て」と誘(さそ)われ、一(いっ)緒(しょ)に宝石店に向かった。
「どれが好き?」と聞かれたので指輪を指すと、90万円だという。「大事な人には、僕がデザインした指輪をつけてもらいたいな」と甘(あま)い言葉でささやく男性。「いらない」と言い出せず、4時間以上勧(すす)められた。最後には「特別に60万円で」と言われ、仕方なくクレジット契(けい)約(やく)にサイン。その後、男性と連(れん)絡(らく)がとれなくなった。
この記事は有料記事です。
残り458文字(全文894文字)