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第79期名人戦

渡辺明名人に斎藤慎太郎八段が初挑戦する第79期名人戦を特集します。棋譜中継は「棋譜・対局結果」からご覧いただけます。

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第76期名人戦A級順位戦 三浦弘行九段-広瀬章人八段 第22局の6

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詰むや詰まざるや

 延々と続く穴熊の玉頭戦。三浦の頑強な粘りに、広瀬が手を焼いている。

 [後]7七馬が失着。ここは[後]9六歩[先]同玉[後]7七馬[先]同金[後]8五金[先]9七玉[後]9五金と上部を制圧していれば、難解ながらまだ後手がよかった。

 チャンス到来とみたのだろう。三浦の動きが激しくなった。席を立ってすぐに部屋に戻ってきたが、ふすまを閉めずに立って空を見つめたまま固まってしまった。しばらくしてふすまは閉めたもののすぐには座らず、イヤ~と独り言。やっと座ると、今度はまるで舞台役者のように両手で頭を抱え、天を仰いだ。次の一手は[先]7七同金に決まっている。三浦はその後の膨大な変化を思い描いて悶絶(もんぜつ)していたのだ。

 [後]8五桂打に[先]8六玉は[後]5三角と王手で出られて「これは負けだと思った」と三浦。[先]9六玉は最善手だったようだ。

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