中国

政策実行力を重視 習体制2期目、側近で固め

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 【北京・河津啓介、林哲平】中国共産党の習近平総書記(64)=国家主席=は25日に始動した2期目の指導部を、自らに近く実務面で信頼できる人材で固めた。習氏は記者会見で、「新たな目標、任務を着実に実現しなければならない」と強調。2021年に党創設100年を控え、政策実行力を重視したと言えそうだ。

 政治局常務委員の新顔と習氏の関係をみると、栗戦書・党中央弁公庁主任(67)は青年期から親交がある最側近の一人。汪洋・副首相(62)と趙楽際・党中央組織部長(60)は習氏が重視する分野で高い実務能力を発揮し信頼を得たとされる。江沢民、胡錦濤両指導部でブレーンを担ってきた王滬寧・党中央政策研究室主任(62)は習氏の下でも戦略、理論面を担った。韓正・上海市党委書記(63)は江氏の「上海閥」とされるが、習氏の上海時代に部下として働いた経験がある。

 新指導部は、従来の「上海閥」や共産主義青年団(共青団)出身の「団派」のような派閥色は薄れ、習氏が党大会で確立した人事や理論面での主導権によって一極集中が進みそうだ。

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