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東京・日本橋 首都高の地下化構想 景観論議、深める好機=伊藤和史(編集編成局)

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上空を首都高に覆われた日本橋=9月24日、伊藤和史撮影
上空を首都高に覆われた日本橋=9月24日、伊藤和史撮影

 東京都中央区の日本橋(国重要文化財)をめぐり、上空を覆う首都高速道路の地下埋設を後押しする議論が勢いづいている。国が7月、具体策の検討着手を正式に表明し、東京都も歩調を合わせる。地下化による景観向上への期待は大きいが、深めるべき論点がまだまだあると思う。

ビル高層化で江戸情緒遠く

 秋の休日、日本橋。下を日本橋川が流れる。好天でもあり、かなりのにぎわいだ。橋のたもとを発着する遊覧船も観光客を満載している。ただ、橋自体は首都高に日をさえぎられ、視覚上も圧迫され、首都高がなければ雰囲気が一変するのは間違いない。

 もっとも「お江戸日本橋、七つだち……」の歌につられ、日本橋といえば江戸のイメージが強いけれど、この橋に立っても江戸文化がしのばれるわけではない。それもやむを得ない話で、肝心の日本橋自体、1911(明治44)年の建造物なのである。

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