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新時代の中国

中国が「新しい時代」を迎えようとしている。習近平総書記(国家主席)は5年に1度の第19回共産党大会で自身の名前を冠した思想を党規約に刻み、毛沢東と肩を並べる権威を手に入れた。「強い指導者」がけん引するようになった大国はどこに向かうのか。

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第1部 習指導部・2期目の課題/中 米との衝突回避に注力 「一帯一路」で国際協力促進

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北京で講演する米アップルのティム・クックCEO(右)。年1、2回のペースで訪中を繰り返している=中国・北京の釣魚台国賓館で2017年3月、赤間清広撮影
北京で講演する米アップルのティム・クックCEO(右)。年1、2回のペースで訪中を繰り返している=中国・北京の釣魚台国賓館で2017年3月、赤間清広撮影

 今年3月、北京の釣魚台国賓館で開かれた経済フォーラムに米アップルのティム・クック最高経営責任者(CEO)の姿があった。クック氏は「中国の門戸がさらに開かれることが重要だ」と市場開放に強い期待を示し、地元経済人と熱心に意見交換した。

 中国は世界有数のパソコン、携帯電話市場で、主力商品「iPhone(アイフォーン)」の生産拠点。中国とのつながりはアップルの「生命線」だ。

 今年7月、アップルは中国向けアプリ販売サイトから仮想プライベートネットワーク(VPN)アプリを削除した。VPNは当局が接続を制限するサイトの閲覧を可能にする。「中国の規制に加担するのか」との批判に、クック氏は「我々はビジネスを行う国の法律に従う」と応じた。

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