連載

消えない傷

子どもの頃に性的虐待に遭ったあなたにしか伝えられないことがあります。心身に深いダメージを受けたあなたにとって、つらい過去は忘れ去りたいことだと思います。それでも「なかったことにはしたくない」と思うあなたの声をサイトや紙面で紹介します。

連載一覧

消えない傷

面前DVに遭って 番外編 被害者のやり直しに支援を 伊の映画監督寄稿

  • はてなブックマーク
  • メール
  • 印刷
映画「はじまりの街」の一場面=クレストインターナショナル提供
映画「はじまりの街」の一場面=クレストインターナショナル提供

 面前ドメスティックバイオレンス(DV)に遭った子供を取り上げた映画「はじまりの街」が、28日から岩波ホール(東京都千代田区)を皮切りに国内各地で上映される。本作を撮ったイバーノ・デ・マッテオ監督に、映画に込めたメッセージを寄稿してもらった。

 娘の学校の友達に、短期間で急に暴力的になった男の子がいました。私のパートナーは、その男の子の母親から「11年間夫からDVを受けている」と打ち明けられたのですが、話をしてくれたのはその一度きり。彼女は同じクラスの親たちに知られたくなかったのです。恥ずかしさと、恐れのせいです。

 彼女は夫と別れ、息子と2人で生活することができました。しかし、その代償を自分の時間を無くすという形で払うことになります。生き延びるために二つ以上の(いずれもかなり過酷な)仕事を掛け持ちせざるを得なくなったと聞きました。

この記事は有料記事です。

残り2168文字(全文2537文字)

ご登録から1カ月間は100円

※料金は税別です

あわせて読みたい

注目の特集