メインメニューをとばして、このページの本文エリアへ

武田砂鉄の気になるこの人

1990…年代論、世代論 ゲスト 批評家・近畿大准教授、大澤聡さん(その2止)

 武田 地下鉄サリン事件以後、監視社会化が進み、人々が権力に従順になったと感じます。

 大澤 それでも、99年の通信傍受法成立のときは、批判のムーブメントがあった。今や個人情報を国家に管理されることへの不信は、「ヘンなやつら怖いじゃん」に負けてしまった。

 武田 たとえば、駅のホームのごみ箱に菓子パンの空き袋を捨てたら空き缶専用だった、程度の間違いを、年に何度かしてしまう。当然、「間違えた」と思う。大げさではなく、それをカメラで監視されて罰せられる社会が来るかもしれない。

 大澤 間違えたと意識するのは、規律や道徳が内面化されているからですね。もっと巧妙に監視社会化が進むと、道徳は管理に代替され、内面化の必要もなくなるでしょう。それは人間ではなく動物の世界です。

この記事は有料記事です。

残り907文字(全文1239文字)

おすすめ記事
広告
毎日新聞のアカウント
ピックアップ
話題の記事

アクセスランキング

毎時01分更新

  1. 北海道でコロナ感染増 「検査が増えたから当たり前」ではない理由

  2. 大阪都構想 反対が賛成上回る 9月上旬の前回調査から賛否逆転 世論調査

  3. 「優しく温厚。成人式で会えると…」 大阪・巻き添え死 女子学生の友人が涙

  4. 前回世論調査に比べ反対比率が急増 都構想の行方、最終盤までもつれそう

  5. 群馬県警大泉署で10人がコロナ感染 署長含む7割が自宅待機 運転免許業務停止

編集部のオススメ記事

のマークについて

今週のおすすめ
毎日新聞社は、東京2020大会のオフィシャルパートナーです