iPS細胞
運動神経の束作製に成功 東大生産技術研
毎日新聞
2017/10/28 10:25(最終更新 10/28 10:33)
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ヒトのiPS細胞(人工多能性幹細胞)から運動神経の束を作ることに成功したと、東京大生産技術研究所のチームが米科学誌「ステムセル・リポーツ」(電子版)に発表した。体内により近い状態が再現できたことで、運動神経の異常で起こる難病「筋萎縮性側索硬化症(ALS)」などの病気の治療薬開発につながる可能性があるという。
運動神経は、体の各筋肉が動くよう脳から出される電気信号が通る細胞で、通り道に当たる部分を「軸索」と呼ぶ。ヒトiPS細胞から運動神経の軸索を作ることはできるが、体内により近い状態の軸索の束を作ることはこれまでできていなかった。
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