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もとをたどれば

商品名や社名などにこめられた企業の思いを紹介します。

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ハイサワー 我が輩が作ったサワー

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ハイサワーと博水社3代目社長の田中秀子氏
ハイサワーと博水社3代目社長の田中秀子氏

 焼酎を割るのに使う炭酸飲料「ハイサワー」は1980年、東京・目黒の飲料メーカー「博水社」の2代目社長、田中専一氏(87)の手によって生まれた。2008年に後を継いだ長女の秀子氏(56)は「商品名には父の強い思いが込められている」と話す。

 同社はラムネが主力だったが、60年代に入ると大手メーカーのコーラに押されて苦戦した。そこで専一氏は、新たな柱となる商品の開発に乗り出した。

 6年かけてビール味の飲料を開発したが、原料の調達が難しく商品化を断念。そんな時、旅先の米国で、現地の人々が酒に果汁などを混ぜたカクテルを楽しむ姿を目にした。「焼酎を割って『日本のカクテル』を作ろう」。そう思いついた専一氏は帰国後、試作を繰り返し、焼酎を割るためのレモン入り炭酸飲料「ハイサワー レモン」を完成させた。

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