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「ポスト」田嶋、融合カギ
26日のドラフト会議で指名を受けてプロ入りする選手にとって、日本選手権はアマチュア最後の大会となる。今大会の出場32チームから指名されたのは19人。JR東日本のエースで、オリックス1位の田嶋大樹は「社会人の集大成として優勝で締めくくりたい」と意気込みを口にする。
JR東日本は都市対抗を制した2011年から昨年までに十亀剣(西武)、田中広輔(広島)ら計14人をプロに送り出してきた。今年もエースが抜けることになるが、就任13年目の堀井哲也監督は「不安以上に誰が(穴を)埋めるかというワクワク感が大きい」と前向きだ。チームメートのプロ入りは他の選手にとって「次は自分も」という刺激となり、「プロを目指せるチーム」という評価が有望な新人獲得につながる好循環も生んでいる。
「社会人ナンバーワン左腕」の田嶋のドラフト指名は今季当初から織り込み済みだったが、エースに次ぐ存在はなかなか台頭しなかった。日本選手権の出場権がかかった春のJABA大会は、3大会に出て静岡大会4強が最高成績。都市対抗、日本選手権と同様に決勝まで5試合を戦うJABA大会を堀井監督は「仮想2大大会」と位置づけるが、連戦の中で田嶋に頼り切りになってしまった感は否めない。
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