政府は、陸上自衛隊の多用途ヘリコプター「UH1H」の中古部品をフィリピンに無償譲渡する方針を固めた。11月に同国で開かれる東南アジア諸国連合(ASEAN)関連首脳会議に合わせ、両国が協定に署名する予定だ。日本政府関係者が28日、明らかにした。
フィリピンの警戒監視活動を支援し、海洋進出を強める中国をけん制する狙いがある。
中古の防衛装備品の無償譲渡は5月の自衛隊法改正で可能になった。政府は海上自衛隊の練習機「TC90」5機を来年3月に無償譲渡することでもフィリピンと合意している。同国が初めての無償譲渡先となる見通しだ。
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