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ルターの光と影

宗教改革500年/中 労働は天職 「近代」の礎

宗教改革500年の記念特別展で、ルターが影響を与えた人として展示されているキング牧師の写真=ウィッテンベルクのマルティン・ルター記念館で

 マルティン・ルターはなぜ宗教改革を目指したのか。その原点の一つは、修道僧時代に訪れたローマで受けた衝撃にあった。

 教会の幹部はぜいを尽くし、司祭らは規則を守って結婚はしないものの陰で愛人を囲う--。「聖書の教えに反する現実に出合った」(ウィッテンベルク城教会のヨルク・ビーリッヒ学芸員)ことによる失望は教会への疑問視と、聖書に立ち返る姿勢につながった。

 聖書を読み込み考え抜く中で、ルターは「聖職者は結婚してよい」という考えを生み出す。また、それまでマイナスイメージが持たれていた労働を、神に与えられた「天職」と捉えたことは労働意欲を刺激し、ルターの改革に伴って進んだ教育の普及とも相まって、欧州キリスト教世界に「近代」をもたらす資本主義や産業革命へとつながる礎になった。

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