メインメニューをとばして、このページの本文エリアへ

7年目の被災地

カレンダー裏の手紙、本に 陸前高田の熊谷さん、帰らぬ夫へ書き続け /岩手

完成した本を前に喜ぶ熊谷幸子さん(右)と釣崎等さん=陸前高田市広田町の広田地区コミュニティセンターで

 陸前高田市広田町の熊谷幸子さん(76)が、東日本大震災で行方不明になった夫にあててカレンダー裏に書きためてきた手紙が一冊の本になった。ボランティアのため同市を定期的に訪れている北海道月形町のアマチュア歌手、釣崎等さん(68)が「前に進むための後押しになれば」と編集から製本まで手がけ、熊谷さんに贈った。【藤井朋子】

 熊谷さんは震災後、苦しい胸の内や孫の成長、初めて敬老会に行ったことなどをカレンダーの裏に書いて、夫磨(みがく)さん(当時71歳)に報告してきた。なぜカレンダー裏に書き始めたのかは、思い出せない。「大きく書くと、自分自身が励まされるし、磨さんに届く気がする」とマジックで力強く書いている。

 釣崎さんはボランティアで年2回ほど陸前高田市を訪れている。熊谷さんとの出会いは1年前。市内の喫茶店で偶然知り合った。その際、手紙は200通を超えることや、まだ夫の葬式をあげられない思いを知り、「心の整理になれば」と本にまとめる作業を買って出ようと決めた。

この記事は有料記事です。

残り415文字(全文845文字)

おすすめ記事
広告
毎日新聞のアカウント
ピックアップ
話題の記事

アクセスランキング

毎時01分更新

  1. 東京で新たに429人感染 2日連続で400人超 新型コロナ

  2. 御巣鷹墜落事故で救出、今は3児の母に 川上慶子さんの伯父が振り返る35年

  3. ORICON NEWS 石橋貴明、帝京高校9年ぶり優勝を祝福「みんなの心には永遠に負けない魂がある!」

  4. 「うがい薬発言で現場混乱」 大阪府歯科保険医協会が吉村知事に抗議

  5. コロナ患者また無断帰宅 大阪の療養ホテルから 府が警備員増員する直前

編集部のオススメ記事

のマークについて

今週のおすすめ
毎日新聞社は、東京2020大会のオフィシャルパートナーです