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10月の読者投稿から 人間っていいよね!

 毎日新聞には読者の皆さんからの投稿を受け付けるさまざまなコーナーがあります。10月に掲載された投稿の中からアクセス数が多く、反響の大きかったものを紹介します。

 「人生相談 人を傷つける言葉が多すぎる」(2日)は、薬局で働いている24歳の女性からの投稿です。「仕事は大変で賃金も安いですが、充実した日々を送っています」という女性ですが、周囲から「無駄に頑張ってる」「給料安いならば辞めちゃえば?」と言われ、つらい思いをしています。「最近、人を傷つける言葉があまりにも多すぎる気がします」という思いに対し、作家の高橋源一郎さんはロシアの文豪、チェーホフの戯曲「三人姉妹」で語られたセリフを贈ります。

 それは物語の最後で、全てを失いながら、長女が妹たちを抱きしめながら言うセリフです。「やがて時がたつと、わたしたちも永久にこの世にわかれて、忘れられてしまう。わたしたちの顔も、声も、なんにん姉妹だったかということも、みんな忘れられてしまう。でも、わたしたちの苦しみは、あとに生きる人たちの悦(よろこ)びに変って、幸福と平和が、この地上におとずれるだろう」「楽隊の音は、あんなに楽しそうに、あんなに嬉(うれ)しそうに鳴っている。あれを聞いていると、もう少ししたら、なんのためにわたしたちが生きているのか、なんのために苦しんでいるのか、わかるような気がするわ。……それがわかったら、それがわかったらね!」。高橋さんが伝えたかったメッセージとは何でしょう。

 「女の気持ち 妻の関白宣言」(15日)の投稿者は59歳の会社員です。「我が家の応接間には義母のお骨が安置されています」という書き出しで始まる投稿。もう少しで四十九日法要を迎えるという時、投稿者の胸によぎる思いは、苦みと爽快感が入り交じったものでした。「ごく普通の家から嫁いだ私にとって、商売をしているあなたの家はびっくり箱のようでした」。義母やしゅうと、夫への不満が募った投稿者はこれまで「コツコツ貯金し、長らく切り詰めながら生活してきました」。でも、我慢もここまでです。「夫よ、あなたもよく働きました。あっぱれです。出来過ぎの息子です。でも良き夫ではありません。私はあなたの一部ではありません」。来年は還暦を迎えるという投稿者の宣言はこうでした。「生まれ変わります」。

 「男の気持ち 再会」(13日)を投稿したのは、30代の頃、営農ハウスの加温用燃料をタンクローリーで配送していた56歳の男性です。「農村地区を一日中配送しているので多くの人と顔なじみ。登下校中の子供たちと会えば、車窓から『オーッス!』とあいさつを交わすのが日課だった」とつづる男性。ある日、顔なじみの女の子4、5人にせがまれてジュースをおごってあげると、「わーい、変なおじさーん」とからかわれました。先日、フェリーの甲板で、どこか見覚えのある女性を見かけたので、声を掛けると、やはりあの女の子。今は立派なお母さんになり、幼い子どもを連れていました。人目もはばからずハイタッチして再会を喜び、「人間っていいよね!」と言いながら固い握手を交わす2人でした。

 「みんなの広場 小池氏の無責任さに驚く」(9月30日)は、希望の党を旗揚げした小池百合子東京都知事について、寄せられた68歳の男性からの投稿です。男性は国会冒頭に衆院を解散した安倍首相の無責任さにあきれながらも、「それ以上に小池知事には驚いた」とつづります。そして「都政のトップは政党代表を兼務できる程度のものなのだろうか。都民ではない私だが、その無責任さに腹立たしさを覚える」とも。男性は最後に皮肉を込めて、こう結びます。「新党は『小池百合子の党』と変えられたらどうだろうか」。

人生相談 人を傷つける言葉が多すぎる=回答者・高橋源一郎

https://mainichi.jp/articles/20171002/ddm/013/070/044000c

女の気持ち 妻の関白宣言

https://mainichi.jp/articles/20171015/ddm/013/070/050000c

男の気持ち 再会

https://mainichi.jp//articles/20171013/ddp/013/070/016000c

みんなの広場 小池氏の無責任さに驚く

https://mainichi.jp/articles/20170930/ddm/005/070/017000c

あなたも日ごろ接するニュースや暮らしの中で感じたことを文章にして、投稿してみませんか。投稿フォームは以下のページです。

http://mainichi.jp/contribution/

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