防災ガイドブック

性的少数者に対応 避難所も多様性視点

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完成した「多様な性を生きる人のための防災ガイドブック」=2017年10月30日、真田祐里撮影
完成した「多様な性を生きる人のための防災ガイドブック」=2017年10月30日、真田祐里撮影

 性的少数者を支援する「性と人権ネットワークESTO」(エスト、本部・秋田県)が、当事者や自治体向けに災害時の対応策をまとめた「多様な性を生きる人のための防災ガイドブック」を作製した。当事者に災害への備えを啓発したり、自治体に理解を深めてもらったりすることが狙いで、東日本大震災で被災した当事者らの声を反映させた。理事の内田有美さん(32)は「防災にも多様性の視点を生かし、誰もが生きられる社会になってほしい」と話す。

 「ホルモン剤が手に入らなくて困った」「性的なことを知られたくないので避難所に行こうとも思わなかった」。震災後、内田さんは性的少数者の友人からこう打ち明けられた。「生きるか死ぬかという時に命が守れない」と危機感を抱いた内田さんは、当事者の震災時の状況やニーズの調査を一人で始めた。

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