修学旅行

広島と長崎 爆心地近くの小学生が初の交流

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一緒に考えた平和への決意文を交換する幟町小(左)と山里小の児童=長崎市の山里小で2017年10月30日午後3時23分、浅野翔太郎撮影
一緒に考えた平和への決意文を交換する幟町小(左)と山里小の児童=長崎市の山里小で2017年10月30日午後3時23分、浅野翔太郎撮影

 広島市の市立幟町(のぼりちょう)小の6年生94人が30日、修学旅行で長崎市の市立山里小を訪れ、6年生112人と交流した。いずれも広島と長崎の爆心地近くの小学校だが、修学旅行を通じて交流するのは初めて。児童は学校での平和学習の取り組みなどを披露し合い、互いの被爆地の状況を学んだ。

 幟町小は原爆投下当時、爆心地から約1キロにあり、平和記念公園内の「原爆の子の像」のモデルとなった佐々木禎子(さだこ)さんの母校。山里小は爆心地から約600メートルに位置し、原爆で児童1581人中約1300人が犠牲となった。

 今年1月、山里小の吉本研二校長(57)が幟町小に講演で呼ばれた際に島本靖校長(56)と話し合い「大人の押しつけではなく、子どもたちが自ら考える平和教育のためには同年代と対話するのがいい」と意気投合。幟町小の6年生が1泊2日の修学旅行で長崎を訪れ、山里小と交流することになった。

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