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NPOが歴史ガイド4集とマップ 克明な調査、新事実発掘 塩釜 /宮城

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「塩釜の歴史案内」を刊行した斎藤教授(右から3人目)らNPOメンバー=塩釜市で
「塩釜の歴史案内」を刊行した斎藤教授(右から3人目)らNPOメンバー=塩釜市で

 塩釜市の歴史文化NPO「みなとしほがま」(菅原周二理事長)が、市民や観光客向けの小冊子「市民・学生が作る塩釜の歴史案内」4冊と市中心部の「歴史的建物マップ」を刊行した。監修した東北学院大の斎藤善之教授(59)は「塩釜の宝物のような歴史を市民協働でまとめた。広く読んでほしい」と話す。

 冊子は、塩釜神社の参道整備の歴史を解明した「裏坂と道路改修記念碑」▽保存が決まった江戸期の書院跡「勝画楼」▽保存し街角博物館として活用する明治の旅館跡「えびや」▽宮沢賢治の作品と塩釜のつながりを探った「『銀河鉄道の夜』と塩釜」の4集で構成。隠れた史実やエピソードも掘り起こした労作で、「塩釜の歴史通」への手軽な手引書になっている。

 冊子は、同NPOの「古文書部会」のメンバーが日ごろの研究成果を持ち寄って分担して作成。市民文化活動を支援する東京の財団の助成を受け、刊行を実現した。「裏坂」は、記念碑に記された膨大な寄付者名簿を解読し実証。江戸・明治期2度にわたる参道整備で地元だけでなく仙台、江戸(東京)の商人らがこぞって協力した様子を明らかにした。

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