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記者の目

2017衆院選 野党共闘成功の北海道 首相に見てほしい現実=田所柳子(北海道報道部)

車から身を乗り出し、支援を求める安倍晋三首相。全国では大勝したが……=札幌市豊平区で10月15日、梅村直承撮影

 10月22日に投開票された衆院選で、北海道では自民党が選挙区・比例代表を合わせた20議席中9議席(選挙区6、比例3)を獲得してかろうじて第1党を維持したものの、立憲民主党が8議席(選挙区5、比例3)に躍進した。前回2014年から自民は2減、立憲は旧民主に比べ3増で、道内では「1強多弱」から「自民対立憲」の与野党拮抗(きっこう)の構図に変化したのが最大の特徴だ。

 今回の選挙戦中、かなうなら故加藤紘一元衆院議員と政治談議したいと思う場面が何度もあった。加藤さんには小泉純一郎政権以降取材を重ねた。国民の政治への視線を意識し、所属する自民への批判的な目も忘れない政治家だった。私は与野党どちらかに肩入れするつもりはないが、札幌市を訪れた安倍晋三首相や小池百合子希望の党代表の演説に「違うなあ」と感じ、立憲民主党の幹部の言葉に共感したことを伝え、かつての明快な解説を聞きたくなった。

 それはできないので私なりに分析すると、今回の立憲躍進は、道内の12選挙区中、無所属を含めて立憲が候補を擁立した全8選挙区で共産党が候補を立てなかったことが大きい。このうち立憲が勝利した5選挙区の自民候補との票差は、逢坂誠二氏(8区)以外の4選挙区は前回の共産票より小さく、計算上は共産票がなければ自民に逆転されていた。反対に、立憲が候補を擁立しなかった4選挙区のうち3選挙区は民進党の公認候補が希望…

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