【ブリュッセル八田浩輔】スペイン北東部カタルーニャ自治州の独立問題を巡り、プチデモン前州首相が滞在するベルギーも国内に分離独立運動を抱える。このため、政府にとっては対応次第では国内に分裂をもたらしかねない「招かれざる客」だ。プチデモン氏は10月31日の記者会見で亡命を否定したが、ベルギーメディアでは、事情が変わって申請した場合でも実現性は低いとの論調が目立つ。
「カタルーニャで政治的に脅かされている人はベルギーに亡命を申請できる。プチデモン氏も含まれる」。フランケン難民・移民担当閣外相は28日夜、公共放送VRT(オランダ語圏)のインタビューで、政治亡命を促すかのようなメッセージを発信した。ベルギー政府はこれまで内政不干渉の立場からスペイン政府に平和的な解決を求めてきた。外交問題に発展しかねない「失言」に、ベルギーのミシェル首相らは直ちに火消しに追われた…
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