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中国メディア

新潮流 SNSを積極活用 新聞もネット移行

ネット専門ニュースメディア「澎湃新聞」の編集フロア。カジュアルな服装の若い社員らが次々にと記事や写真をニュースサイトに掲載していく=中国・上海で9月

 中国のメディアは、国内のインターネット利用者が7億人規模に拡大する中で近年大きく変化しており、会員制交流サイト(SNS)や人工知能(AI)の利用が活発になってきた。新聞が紙媒体の発行をやめてネット専門に移行することも起きている。当局はメディアを「(共産)党の舌とのど」として伝統的に宣伝工作機関の一つとみなしており、管理を一層強めている。【上海・林哲平】

 上海市中心部、延安路にあるビル。国有メディアグループ上海報業集団傘下のネットニュースサイト「澎湃(ほうはい)新聞」編集部で、約30人の編集者がパソコンに向かい、記事や写真の編集作業に追われていた。バスケットコート二つ分ほどの大部屋のフロアは静まり返り、響くのはキーボードをたたく音だけ。記者との連絡はすべてスマートフォンのSNSのアプリのメッセージで済ませている。デスクや編集者の声、テレビの音が交錯する日本の新聞社とは全く異なる雰囲気だ。

 中国全土では約2000紙の新聞が発行され、国家新聞出版広電総局などの統計では2013年に482億部を記録。国民1人あたり30部以上の計算だったが、16年には400億部を切った。中国の新聞は党の方針を忠実に反映した国営新華社通信や党機関紙「人民日報」などの記事の転載で紙面を埋めるものが多く、独自取材の記事を出す力のない新聞もある。日本同様にネット活用の遅れも読者減少に拍車をかけている。

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