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科学の森

太陽フレアの予測に挑む 通信障害などトラブル警戒「宇宙天気予報」

 通信障害や停電などのトラブルを引き起こす、太陽表面の爆発現象「フレア」。9月6日に大規模発生した際は、影響を予測する「宇宙天気予報」が活躍した。ただ発生を予測することは難しく課題も多い。太陽の「見張り役」となる宇宙天気予報の最前線を追った。【阿部周一】

 ●「本日は静穏なり」

 カラン、カラン……。東京都小金井市の情報通信研究機構・宇宙天気予報センター。午後2時半に呼び鈴が鳴ると職員が集まった。毎日開かれている「宇宙天気予報会議」だ。太陽で起こるフレア(爆発)の状況や、地球の地磁気への影響などについて「静穏」や「不安定」などと予報し、その結果を航空会社や電力会社、自治体など約1万件の提供先に無料配信している。

 予報の基になるのは、人工衛星が撮影した太陽表面の「コロナホール」と「黒点」の動きだ。太陽は直径約140万キロ(地球の約110倍)で、表面に100万度以上の「コロナ」というガスの層が広がっている。コロナが見えない領域は穴のように見えるためコロナホールと呼ばれ、そこから電気を帯びた高エネルギー粒子が噴き出している。周辺より温度が比較的低い黒点周辺はフレアが起きることがある。

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