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子どもの歯が生え変わる頃になると、気になってくるのは歯並びだ。歯並びやかみ合わせの悪さは、見た目のみならず、健康にも影響してくる。子どもの歯科矯正について、全国小児歯科開業医会会長の犬塚勝昭さん(66)に聞いた。
●3人に1人が問題
厚生労働省の歯科疾患実態調査(2016年)によると、12~20歳では叢生(そうせい)(乱ぐい歯、八重歯など歯並びのガタガタ)26・4%▽上顎前突(じょうがくぜんとつ)(出っ歯)6・5%▽反対咬合(こうごう)(受け口)1・9%▽開咬(かいこう)(かみ合わせても上下の前歯が触れず隙間(すきま)ができる)1・8%--などの不正咬合の割合が高い。約3人に1人が、歯並びやかみ合わせに問題を抱えていることがわかる。
不正咬合は後天的な原因でなることもある。指しゃぶり▽口呼吸▽片方だけでかむ癖▽ほおづえ▽うつぶせ寝--などだ。また、軟らかいものばかりを好んで食べるなど、かむ回数が減るとあごの発達が悪くなり、歯が並ぶスペースが狭くなる。乳幼児の頃からの生活習慣が、大きく影響するようだ。
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