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【ワシントン会川晴之、カイロ篠田航一】過激派組織「イスラム国」(IS)のイラクとシリアの主要拠点が10月までに陥落し、復興を目指すイラクを舞台にイランと米国などが影響力強化のつばぜり合いを続けている。
「イランと連携したイラクではなく、安定した強いイラクを求める」。マクマスター米大統領補佐官(国家安全保障問題担当)は10月19日にワシントンで講演し、イラク再建のポイントはイランの影響力排除だと強調。テロ活動支援などで中東を不安定化させているとイランを非難した。
トランプ米大統領はIS崩壊後に「最も利益を受けるのはイラン」と主張。同月13日にはイランを敵視する新戦略を公表した。米国は約5000人の兵力をイラクに継続配備して影響力維持を図る。
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