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【カイロ篠田航一】シリアのアサド政権軍は3日、過激派組織「イスラム国」(IS)との攻防が続いた東部の要衝デリゾール県の県都デリゾール市を奪還したと発表した。国営シリア・アラブ通信が伝えた。既にISは10月に「首都」の北部ラッカを失っており、シリア国内でISが勢力を保つのはイラク国境地帯のごく一部を残すのみとなった。
デリゾール近辺は油田地帯で、2014年以降、原油密輸を資金源としてきたISの重要拠点の一つとなっていた。アサド政権軍は今年9月からロシア軍などの支援を受け進軍していたが、米軍などが支援するクルド人主体の民兵組織「シリア民主軍」(SDF)もアサド政権軍とは別の方向からデリゾール攻略を進めていた。
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