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森永乳業 クリープ コーヒー普及で大ヒット

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森永乳業のロングセラーの粉末クリーム「クリープ」=同社提供
森永乳業のロングセラーの粉末クリーム「クリープ」=同社提供

 9月で創業100周年を迎えた森永乳業が半世紀以上前に発売した「クリープ(Creap)」。英語で粉末クリームを意味する「クリーミングパウダー(Creaming Powder)」を縮めて名付けられたロングセラー商品だが、発売までには紆余(うよ)曲折があった。

 1951年、当時の大野勇専務(後に社長)が英文雑誌に載った「生クリームのパウダー化」と題した論文を見つけた。技術を学ぼうと渡米したが、具体的な製造技術は未確立だと分かった。

 帰国後、粉末化しても乳製品の風味を損なわない新技術を確立するため試行錯誤。当時の製法として、牛乳を遠心分離機にかけてたんぱく質を固まらせる成分を除去し、コーヒーに溶けやすくする技術を2年間かけて開発した。しかし、当時はコーヒーを飲む習慣がまだ少なく、発売は見送られた。

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