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松尾貴史のちょっと違和感

放送タレント・松尾貴史さんのコラム。テレビから政治まで、「違和感」のある話題を取り上げます。

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松尾貴史のちょっと違和感

野党質問時間の削減提案 ずるいというより恥ずかしい

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松尾貴史さん作
松尾貴史さん作

 衆議院選挙も終わり、与党が3分の2を超える議席を「漁夫の利」で獲得し、「謙虚に」「謙虚に」を連呼するお仲間をよそに、副総理が「北朝鮮のおかげ」と、「国難」を選挙利用したと受け取られても仕方がない不謹慎かつある意味正直な発言をした。森友・加計疑惑に「国会で丁寧に説明していく」と言っていたのが全くのうそであったことを裏付ける言動も連日露呈しているが、今度は「野党の質問の割当時間を削る」というすこぶる行儀の悪いことを言い出した。この政権の優先順位のおかしさ、狡猾(こうかつ)でアンフェアな姿勢もここまで臆面なくやるかといった印象だ。

 質問時間は議席数に応じて考えるべきだ、と一見筋が通っているような言い回しを用いているが、全くもっておかしい。麻生政権の時に「野党6、与党4」だったのを、民主党政権になって当時野党の自民党がごね、「野党8、与党2」のバランスになったのではなかったか。自分たちの政権運営で野党に突っ込まれると困る部分がよほど多いのか、野党の質問時間を減らすという暴挙に出たことは、ずるいうんぬんよりも、ただただ恥ずかし…

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