レバノン

首相が辞任表明 「命狙われてる」身の安全優先

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 【カイロ篠田航一】レバノンのハリリ首相は4日、訪問先のサウジアラビアでテレビ演説し、突然の辞任を表明した。理由について「私の命を狙う秘密の計画がある」と述べ、身の安全を優先する考えを示した。同氏と対立するイランの影響力の伸長も背景として指摘した。中東の衛星テレビ局アルアラビーヤなどが伝えた。

 ハリリ氏の父親ラフィク・ハリリ元首相は2005年、首都ベイルートで起きた爆弾テロで暗殺されており、ハリリ氏は演説で「現在は当時の事件前と似た状況にある」と語った。ベイルートでは数日前、ハリリ氏の車列を狙った暗殺計画が阻止されていたという。

 ハリリ氏は09~11年に首相を務め、昨年12月から再登板。レバノンでは多くの宗教・宗派が混在する中、ハリリ氏はイスラム教スンニ派で、シーア派国家イランやその影響下にあるレバノンのシーア派組織ヒズボラと対立していた。ハリリ氏は4日の演説で「イランにはアラブ世界の破壊という強い野望がある。その影響力は排除すべきだ」と述べ、イランが地域を不安定化させていると非難した。

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