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論の周辺

生命論的世界観へ

 JT生命誌研究館が大阪府高槻市にオープンしたのは1993年である。「生きものを見つめ、研究し、その過程や成果を表現することを通して、自然・生命・人間について考える」というユニークなコンセプトのもと、研究とともに展示、レクチャーなど多様な催しが行われてきた。

 生命誌(バイオヒストリー)という概念は、現館長の中村桂子さんが発案したものだ。生命誌が成立するまでの過程や研究成果、現状と課題などを、新聞・雑誌の連載を軸に分かりやすく説いた本が、中村さんの『いのち愛(め)づる生命誌』(藤原書店)である。

 まず生命科学という分野が70年、日本で生まれた。それまでの生物学が植物学、動物学、微生物学などと細分化されていたのを総合し、「生命とは何か」を問うものだった。生物学を基盤に「人間」を考えること、公害や環境問題への対応も背景にあった。

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