２１世紀枠　由利工を推薦　東北８強など評価　県高野連　／秋田

　県高校野球連盟（渡部克宏会長）は６日、来春の第９０回選抜高校野球大会（センバツ）の「２１世紀枠」に由利工業高（由利本荘市石脇）を推薦すると発表した。

　同高は１０月、県第３代表として、秋季東北地区高校野球大会に初出場を果たした。初戦（２回戦）で弘前東（青森）に５－４で勝利し、８強に進出。準々決勝では強豪・花巻東（岩手）に２－４と逆転負けしたが、六回までリードする善戦をみせた。

　同高のセンバツ推薦は初。県高野連は推薦の理由を東北８強進出のチーム力の高さに加え、「地域の少子化による志願者減という困難に直面しながらも、部員が率先して『地域に愛される由工』を実行し、評価を高めている」としている。渡辺義久監督は「素直にうれしい。選手の頑張りを評価してもらってありがたい」と感想を述べた。

　２１世紀枠の選考日程は、１２月１５日、全国の２１世紀枠候補校（９校）が発表され、来年１月２６日に３校を決定する。【川口峻】