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海外特派員がそれぞれの赴任先の「街角」で感じたことを届けるコラム。

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若者のホームレス 欧州総局・矢野純一

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 社会福祉が整っているとされる英国だが、街角ではホームレスの姿をよく見かける。

 10月中旬の深夜、帰宅途中、自宅があるロンドンの集合住宅の敷地内で、何かにつまずいた。寝転んでいた男女2人のホームレスだった。街灯の光が届かず、全く気づかなかった。

 「ごめんなさい」「大丈夫」。そんなやりとりから始まって、リンダ(25)と名乗る女性の身の上話を聞いた。

 半年前からホームレス状態だという。ロンドンの学校を卒業後、父の暴力から逃れるため家を出た。ウエートレスなどの職を転々としながら、友人らと家賃を分担して暮らしていた。今年初め、トラブルを起こして最後の職場を解雇されて以降、職が見つからない。家賃を負担できず、友人にも愛想を尽かされ家を追い出された。

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