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インド 大気汚染悪化 野焼きの煙や車排ガスなど滞留

大気汚染で煙るニューデリーの街並み。マスクをしてバイクに乗る人も多い=金子淳撮影

 【ニューデリー金子淳】インドの首都ニューデリーで大気汚染が悪化している。冬になると風がやみ、野焼きの煙や車の排ガスなどが滞留したためとみられる。7日は朝から空気が白く濁り、地元メディアによると、視界は200メートル以下まで悪化した。

     デリー首都圏(州)当局の観測データによると、ニューデリー市内では7日午前、微小粒子状物質PM2.5の濃度が1立方メートル当たり815マイクログラムに達し、インドの基準値(60マイクログラム、日本は1日平均35マイクログラム)の13倍を超えた地点もあった。市内の雑貨店で働くアジットさん(19)は「朝、通勤時にはマスクをしている。政府は何も対策を取ってくれない」と苦笑した。ニューデリーの国際空港では視界不良で滑走路が一時閉鎖し、20便以上が遅延した。

     世界保健機関(WHO)が2016年に公表した報告書によると、ニューデリーのPM2.5の年平均濃度は北京の約1.4倍で、世界約3000都市のうち11番目に高かった。地元メディアによると、インドでは15年だけで50万人以上が大気汚染により死亡したとする研究もあるという。

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