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舌など、口の中にできる口腔(こうくう)がんはあまりなじみはないが、進行した状態で見つかることが多く、国内では年間約7400人が死亡している。早期に発見すれば、死亡率は低くなるだけに、口腔外科の専門家は定期的な口腔がん検診を勧めている。
●胃より高い死亡率
口腔とは口の中全体を指す。口の中にある舌や歯肉、頬の粘膜や骨などにできるがんを口腔がんという。中でも舌にできやすい。
最大の特徴は、死亡率が高いことだ。口腔がんの死亡率(約46%)は胃がん(約39%)や乳がん(約19%)よりも高い。口腔がんに詳しい奥羽大歯学部の高田訓教授(口腔外科)は、死亡率が高い理由について「がんが進行した状態で受診するケースが多いからだ」と話す。
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