フィリピン

南沙諸島の実効支配強化 来年にも施設整備

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 【ダナン(ベトナム中部)西脇真一】フィリピンのロレンザーナ国防相は8日、南沙(英語名・スプラトリー)諸島で実効支配するパグアサ(英語名・ティトゥ)島で、来年1月にも島の施設整備を始めると明らかにした。フィリピンメディアが伝えた。実効支配強化のため4月に計画を決定したが、天候悪化や契約交渉が長引き着工が遅れていた。

 10日からフィリピンで始まる東南アジア諸国連合(ASEAN)関連会議で、南シナ海での紛争防止に向けたASEANと中国による「行動規範」の枠組みが確認される。このタイミングでの比国防相の発言に中国は反発を強めそうだ。

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