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記者の目

国宝展 京都国立博物館から 素直な目に実物迫る=清水有香(大阪学芸部)

ほぼ等身大で描かれた「伝源頼朝像」。多くの人が熱心に見入っていた=京都市東山区の京都国立博物館で、小松雄介撮影

 「モーレツに素人たれ」とは美術家、岡本太郎(1911~96年)の言葉だ。芸術に向き合う時、斜に構えた玄人的な見方をするのではなく、無邪気かつ素直に見る「はだかの目の正しさ」を太郎は唱えた。現在、京都市東山区の京都国立博物館(京博)で開催中の特別展覧会「国宝」(26日まで)を訪れ、まずは自らの「はだかの目」で実物を味わうことの大切さを改めて感じた。国宝の重々しい雰囲気から自由になり、驚きや疑問といった実感を得ることに鑑賞の醍醐味(だいごみ)があると思う。

 京博開館120年を記念した本展は、国宝のうち建造物を除いた美術工芸品885件の約4分の1にあたる210件を会期ごとに紹介している。関西での国宝展開催は41年ぶりとあって、すでに来場者30万人を超えるにぎわいだ。実をいうと、美術を担当している私は国宝に苦手意識があった。伝統のオーラをまとった文物がガラスケースの中に鎮座し、どこかよそよそしく遠い存在に感じていたからだ。だが今回、目の前にある本物をじ…

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