シリア・イラク・イエメン

苦悩 止まらぬ民間人犠牲 紛争、飢餓、病に直面

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シリア北部アレッポで、アサド政権側が制圧した反体制派支配地域から避難する住民ら=2016年12月10日、毎日新聞シリア通信員フアード・アリ撮影
シリア北部アレッポで、アサド政権側が制圧した反体制派支配地域から避難する住民ら=2016年12月10日、毎日新聞シリア通信員フアード・アリ撮影

 過激派組織「イスラム国」(IS)との戦闘や長引く内戦に悩むシリアやイラク、イエメンで、武器を持たない民間人が戦闘に巻き込まれ、命を落とすケースが後を絶たない。イエメンでは紛争に加え感染症のコレラも拡大。「紛争、飢餓、病気という三重の脅威に直面している」(国連)との警告を国際社会が受け止めきれていないのが現状で、戦闘停止に加え、早急な医療支援も求められている。【カイロ篠田航一、ダマスカスでフアード・アリ(シリア通信員)】

 「がれきの下に埋まった子供の泣き叫ぶ声が聞こえ、10時間がかりで救出したことがあった。だがそうした例ばかりではなく、遺体で見つかるケースもある。私の故郷の(シリア北部)イドリブ県では、2015年ごろに比べ空爆は減ったが、相変わらず市民の犠牲は絶えない」。11年の内戦開始後、非武装で負傷者の救助に当たる民間ボランティア組織「シリア民間防衛隊」(通称・ホワイトヘルメッツ)のメンバーで、イドリブ県や隣…

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