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加計学園 「受験生に選択肢」予備校関係者 獣医学部新設

加計学園が建設中の岡山理科大獣医学部(手前)。奥はしまなみ海道=愛媛県今治市で2017年11月10日午前10時17分、本社ヘリから大西岳彦撮影

 安倍晋三首相の友人が理事長を務める加計学園の獣医学部新設計画に対し、文部科学省の大学設置・学校法人審議会(設置審)がゴーサインを出した。設置審の答申が10日発表され、文科相が近く認可する。識者からは「疑惑」を残したままの決着に疑問の声が上がる一方、大学の誘致活動を長年進めてきた愛媛県今治市には、歓迎ムードが広がった。

 「受験生や親たちの選択肢の幅が広がる。一定の需要はあるだろう」。西日本にはなかった私立大の獣医学部誕生に、約40人が在籍する「獣医専門予備校ジュイク」(本部・大津市)の澤理栄子代表(54)は期待を寄せる。獣医学部は狭き門で、複数年浪人する受験生もいるからだ。

 これまでは認可されるかどうかが不透明だったこともあって受験の志望先からは外してきたが、「受験したい」と言っている生徒もおり、今後は岡山理科大の入試問題の傾向なども伝えていく。ただ、認可がずれ込んだ影響で、11月16日に受け付け開始予定だった推薦入試の願書の取り寄せができておらず、今後のスケジュールは読めない部分もあるという。

 また、開学の是非が政治問題化したことで、受験生にも戸惑いが広がっていたという。澤さんは「進学することになった生徒が周囲から白い目で見られないだろうか」と心配し、こう語った。「教育と政治は分けて考えてほしい」【小西雄介】

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