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沼野充義・評 『アーダ[新訳版] 上・下』=ウラジーミル・ナボコフ著

 (早川書房・各2700円)

「言葉の魔術師」のすべて

 ウラジーミル・ナボコフの晩年の大作『アーダ』の新訳である。原著は一九六九年刊、日本語には一九七七年に一度訳されているが、残念ながら原著の魅力と真価を伝えるものにはなっていなかった。ナボコフのテクストがいかに複雑で豊かなものか、十分に理解されていなかった頃、よくこんな難しいものが翻訳できたものだと、むしろその大胆さに感心する。

 四〇年ぶりに出た新訳は、ナボコフ研究の第一人者、若島正氏が一〇年以上研究会を重ね、満を持して世に問…

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