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牧太郎の大きな声では言えないが…

サンデー毎日元編集長牧太郎専門編集委員の名物コラム。原則毎週火曜日更新。政治ネタから巷の話題まで、裏の裏を知り尽くしたベテラン新聞記者が世相をぶった斬ります。

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牧太郎の大きな声では言えないが…

「商工中金」の原因は?

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 金利の“恐ろしさ”を知ったのは20年以上前の「バブル期」だった。母が亡くなった。家屋敷を相続した。ベラボウな相続税にがくぜんとした。預金はない。払えない。

 しかし、僕の代で、先祖代々の土地を売り払うわけにはいかない。仕方なく「20年延納」を選んだ。

 当時、「お上」が決めた延納の金利は4・2%。めちゃくちゃ高い。以来“血の苦しみ”だった。

 なんとか払い終えたが、この20年間に、国庫に「相続税の約1・5倍」のカネを支払った計算である。もし、あの時、ゼロ金利時代だったら……。だから、中小企業経営者が0・1%の「僅かな金利差」に神経をとがらせるのは理解できる。

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