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将棋

第76期名人戦A級順位戦 深浦康市九段-羽生善治棋聖 第26局の4

 羽生は飛車を切り、田楽刺しの形を作った。直後[先]9一飛と王手香取りを掛けられたが、羽生は当然読んでいて、ノータイムで[後]8一香(途中図)と切り返した。深浦もウンウンとうなずいた。

 実戦では珍しい、詰め将棋のような中合い。[先]9六飛成は[後]8七角。よって[先]8一同飛成だが、香の犠打により田楽刺しが維持できる仕組みだ。しかし技巧が過ぎたか、羽生は「[後]8一香は気が引けた」と言う。

 面白い場面があった。ただし、筆者の主観であることを断っておく。羽生がカバンからアメのようなものを取り出して1粒口に含んだ。すると、深浦もカバンからアメを取り出し、おもむろにしゃぶり始めた。アメ玉をなめるというのは気分転換や栄養補給といった意味合いはあるが、いってみれば「心の余裕」だ。羽生のその余裕に、一人赤ら顔で考え込んでは面白くない。そこで深浦が「好きにはさせないぞ」という対抗心で、あえて同じ…

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