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加計学園 文科相、獣医学部新設を認可 野党は経緯追及へ

加計学園獣医学部の新設を認可し、記者会見する林芳正文科相=文部科学省で2017年11月14日午前10時45分、丸山博撮影

 林芳正文部科学相は14日、諮問機関の大学設置・学校法人審議会(設置審)の答申を受け、学校法人「加計(かけ)学園」(岡山市)の獣医学部新設を認可した。同日の閣議後記者会見で明らかにした。新設は国家戦略特区を活用した特例として認められたが、野党は、設置審の審査で学園が特区の事業者に認定された経緯の不透明さが浮き彫りになったとして、15日にも開かれる衆院文科委員会で追及する。

 認可されたのは来年4月に加計学園が愛媛県今治市に新設する岡山理科大獣医学部。獣医師養成課程の新設は1966年の北里大以来52年ぶり17大学目。定員は140人で最多となる。

 文科省は獣医師の需要を考慮して長年、獣医学部の新設を認めてこなかったが、政府は2015年、特区で新設を認める前提として「新分野で獣医師の需要がある」など4条件を閣議決定。今年1月に「広域的に獣医師養成大学のない地域で18年度に開設する1校に限り認める」と決め、安倍晋三首相の親友が理事長を務める加計学園を事業者に認定した。これを受け、学園は3月に文科相に新設を申請した。

 設置審は5月の第1次意見で、学園が既存の獣医学部にはない特色として掲げる「ライフサイエンス研究分野」の社会的な人材需要が示されていないなど、4条件に関わるものも含め7件の是正意見を付け、早急な見直しを求める「警告」を出した。その後、学園が2度にわたって申請内容を修正したのを受け、今月9日付で認可するよう答申した。

 林氏は14日の記者会見で計画が4条件を満たしているか疑問の声が上がっていることについて「行政の手続きに瑕疵(かし)はなかったと考えている」と強調し「計画を確実に履行して適切な教育環境を提供してほしい」と述べた。【伊澤拓也】

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