県教委は15日、県庁で開かれた総合教育会議で、県内の児童・生徒の不登校対策の原案を示した。「不登校対策支援チーム」(仮称)の設置検討▽不登校の児童・生徒が学び直しのできる環境の整備--など7項目が盛り込まれた。年度内に最終案をとりまとめ、必要経費を来年度当初予算案に盛り込む方針。【町野幸】
不登校対策支援チームは、福祉や心理の専門家、県教委の担当者らで構成する。不登校の解消が難しい事例について、学校や自治体に専門的な助言や支援を行うほか、医療や保健福祉関係機関との連携を支援する。学校や市町村教委主催の対策会議にも参加することを想定している。
また、不登校の児童・生徒の学び直しを可能にする環境整備のため、現在県内2高校にある三部制定時制を、2021年度に佐倉南高校(佐倉市)に設置する。三部制定時制は午前、午後、夜間の3部に分かれており、午後部は「朝早く起きるのは難しいが、夜間ではなく日中に学校に通いたい」という不登校経験者からのニーズがあるという。過去に在籍した高校で取得した単位を卒業に必要な単位として認定するなど、柔軟な措置も行う。
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