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余録

「大きな利点があるが…

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 「大きな利点があるが、それが何なのか誰にも分からない事業を運営する会社」。何のことかと思われようが、18世紀の英国にできた会社の名前という。こんな会社に投資をして金をだまし取られた人もいた▲史上初の株のバブル、南海泡沫(ほうまつ)事件である。バブル=泡沫とはこの時に現れては消えた無数の株式会社を示す言葉で、先の正体不明の会社もその一つである。他にも鉛を銀に変える会社や、永久機関を扱う会社などが目白押(めじろお)しだった▲さて、時と場所が変われば政党にもバブルがあるのか。大きな利点を掲げながらも、それが何かは当人もよく分かっていなかったのかもしれない。調査によっては支持率3%台まで落ち込んだ希望の党の小池百合子(こいけ・ゆりこ)代表の辞任である▲首相の解散表明に旗揚げをぶつけ、一時は民進党を一のみして安倍(あべ)政権批判票を独占するかに見えた同党である。だが小池氏の「排除」発言で選挙公示前に早くも失速、惨敗後はもっぱら党分裂がささやかれる中での主役降板だった▲バブルの破裂は東京の区議選での都議会与党惨敗でも示された。小池氏にすれば早く国政から足を洗い、都政に専念する一手と踏んだのだろう。投票した有権者や、党首を信じて結集した人々は投資の失敗とあきらめるしかないのか▲かの「大きな利点」会社を仕掛けた人物は、あぜんとする投資家を残して欧州大陸へ姿を消した。こちら、都知事の去った国政に残されたのは、安倍1強政権とばらばらに分断されて無力をさらす野党である。

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