- Twitter
- Facebook
- はてなブックマーク
- メール
- リンク
- 印刷

鹿児島県の口永良部(くちのえらぶ)島の新岳が爆発的な噴火をしてから2年半。島を離れ、仮設住宅などでの避難生活を送った島民を案じられていた天皇、皇后両陛下と、島民の懇談が16日、屋久島で実現した。「小さな島を忘れずに来てくださった」。島民たちは感謝し、両陛下は被災の労苦をねぎらった。
「今の火山の安全性はどうですか」「これからもお体に気をつけて」。両陛下は屋久島町総合センターで、男女5人の島民と懇談した。新岳の噴火では、亡くなった人こそいなかったものの、火砕流が海に流れ込み、今も火山ガスの噴出が続く。陛下は漁師の畠喜人さん(60)に「漁場の影響は大丈夫ですか」と尋ねるなど、質問を重ねた。
寺田仁奈さん(36)は、6歳と4歳の娘が口永良部島に喜んで帰り、落ち着いた暮らしに戻ったことを話した。皇后さまは「大切にお育てください」と安心した表情を見せた。
この記事は有料記事です。
残り743文字(全文1121文字)