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少年らの金採掘、過酷な労働現場 泥にまみれ、家計担う

深さ11.5メートルの穴の中での金鉱石の採掘を終え、はしごをつたって穴から出るボン・エムさん=カンボジア・バタンバン州プノンプロックで2017年8月25日、川平愛撮影

 暗闇の中を、額にライトをつけた少年がはしごをつたい登る。作業着は泥だらけだ。タイ国境沿いのカンボジア・バタンバン州プノンプロック。零細小規模金採掘(ASGM)の現場で、ボン・エムさん(15)は山の斜面に掘られた深さ11・5メートルの穴に潜り、金鉱石を採る作業を続ける。

 「両親が土地を借りてコメを作っていたんだけど、洪水で収穫できなくて借金が残ったんだ」。東に約300キロ離れたコンポントム州の実家を離れ、兄のボン・アエムさん(17)と、借金返済のため昨年から住み込みで働く。学校はやめた。

 兄弟は午前5時に起き、朝食後に穴へ潜る。電動ドリルで金鉱石を砕き、袋に入れて地上へ引き上げる作業。「1袋30キロにもなる。運ぶのが本当に大変なんだ」とエムさん。昼にパパイアや豚足のスープを食べ、午後4時まで続ける。泥だらけの体を水で流し、夕食後は疲れ切った体を蚊帳の中で休める。

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