メインメニューをとばして、このページの本文エリアへ

危機の真相

一怯の怯え 質問時間巡る与党画策に絶句=浜矩子

安倍晋三首相(中央)の所信表明演説が行われた衆院本会議=国会内で17日、川田雅浩撮影

 国会での質問時間を「与党5対野党5」にしたい。自民党がこう言い出した。結果的に「与党1対野党2」で折り合った。この方式で、11月15日の衆院文部科学委員会の質疑が行われた。これを先例にするわけではない。そのように、与野党でひとまず合意したようである。だが、今後の展開から目が離せない。

 自民党は、全くもって何ととんでもないことを言い出したものか。良識とか、慎みとか、節度とか、大人の感性とか。そのようなものを、この人たちは全く持ち合わせていないのか。「いくら何でもこれはまずいよな」「さすがにこれを言うと大ひんしゅくを買うだろう」。このような思いが、ほんの瞬間でも頭をよぎる場面はなかったのであろうか。いやはや。おやまあ。絶句という言葉を、ここまで実感することもあまりない。

 「議席数に(時間配分も)応じるのは国民からすればもっともだ」。菅義偉官房長官がこう言った。ここでまた絶句。国会とは、一体何をするところだと心得ているのだろう。議院内閣制の下で、政府と与党は限りなく一体だ。よほど仲間割れが著しい与党なのでなければ、与党議員が政府に向かって質問するのは、形式主義的自問自答に過ぎない。

この記事は有料記事です。

残り1574文字(全文2070文字)

おすすめ記事
広告
毎日新聞のアカウント
ピックアップ
話題の記事

アクセスランキング

毎時01分更新

  1. 埼玉でも無許可で豚解体容疑 ベトナム人を再逮捕へ 盗難家畜の違法処理横行か

  2. ショーン・コネリーさん死去 90歳 「007」のボンド役 BBC報じる

  3. 余録 映画「007」シリーズの第2作、「ロシアより愛をこめて」は…

  4. 逗子崩落・女子高生死亡 事故前日に亀裂発見 マンション管理会社、行政に伝えず

  5. ボンドのスタイル決定づけ 深みと陰影の演技派に脱皮 ショーン・コネリーさん死去

編集部のオススメ記事

のマークについて

今週のおすすめ
毎日新聞社は、東京2020大会のオフィシャルパートナーです