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日馬富士暴行

「堂々巡りだから」貴乃花親方、法的手段も

大相撲の横綱審議委員会稽古総見を見守る貴乃花親方(右)と伊勢ケ浜親方=東京・両国国技館内の相撲教習所で2016年12月28日、竹内紀臣撮影
鳥取県警の事情聴取を終え両国国技館を出る日馬富士関=東京都墨田区で2017年11月17日午後9時25分、長谷川直亮撮影

相撲協会側に「第三者を立てます」

 大相撲の横綱・日馬富士関(33)=伊勢ケ浜部屋=が10月の秋巡業中に前頭・貴ノ岩関(27)=貴乃花部屋=に暴行した問題で、貴ノ岩関の師匠の貴乃花親方(元横綱)が日本相撲協会側に「協会に聴かれても堂々巡りだから、第三者を立てます」と話し、法的手段に訴える姿勢を示していることが分かった。

 貴乃花親方は、問題が発覚した14日の協会の聴取に被害届を取り下げる考えがないことを伝え、その後も姿勢を変えていない。その背景について、ある親方は「傷害事件として有罪に持ち込み、民事でも訴訟を起こす可能性もある。それくらい徹底して争うのではないか。それぐらい、かたくなだ」と話す。

 貴乃花親方は10月25日深夜~26日未明に暴行問題が発生したのを受け、秋巡業最終日の29日に鳥取県警に被害届と診断書を提出した。貴ノ岩関は、26日以降の秋巡業にも参加し、取組を行った時には目立った外傷はなかった。さらに貴乃花親方は11月2日には九州場所宿舎のある福岡県田川市の市長を貴ノ岩関とともに表敬訪問。3日には鳥取県警からの連絡で問題を知った協会からの電話での聴取に「よく分からない」と答え、けがについては「階段から落ちた」と説明していた。

 だが10日には貴ノ岩関の休場を届け出て、13日には9日付で、10月26日にけがをし「脳しんとう、左前頭部裂傷、右外耳道炎、右中頭蓋(ずがい)底骨折、髄液漏の疑い」で全治2週間との内容の診断書も提出。鳥取県警に提出したものとは内容が異なっている。

 また日馬富士関は17日の鳥取県警の事情聴取に対し、素手による暴行は認めたものの、ビール瓶で殴ったことは否定したことが、捜査関係者への取材で分かった。これまで現場に同席していた横綱・白鵬関が「ビール瓶では殴っていない」と証言していたが、日馬富士関本人もビール瓶による暴行を否定した。

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